サイクル野郎(14)

山梨第五高等学校のサイクリング部と同行することになった輪太郎たち。
しかし、その中のハミ出し者二人組み、黒木と荒巻に邪魔され恥をかかされる。
そんな中、山を下る途中にブレーキが効かなくなった黒木を、輪太郎が身を呈して助けたことがきっかけで、黒木たちの態度が変わりはじめる。
猪苗代にいた輪太郎のもとに、父が頭にケガをして危ないという電報が届く。
父のことが心配な輪太郎は、日本一周をあきらめて東京へと帰る決心をする。
一方、東京では入院しているはずの父が、なぜか元気に自転車屋の仕事をしていた。
そこに、ナマハゲが現れて一大騒動を巻き起こす。
高崎で知り合った女性サイクラーの山口正美と、彼女の実家がある横須賀へ向かった輪太郎。
お互いに好き合っていた二人だったが、正美は自分と旅を続けることが輪太郎にとって良くないと、わざと突き放す。
正美と別れ再び陣太郎、ナマハゲと合流した輪太郎は、一人の老人サイクラーと出会う。
日本一周は一人でやるべきだと考えたはじめた輪太郎は、陣太郎とナマハゲが目を離した隙に置手紙を残し、一人で大菩薩峠を登りはじめる。
しかし、折からの大雨の影響で足を滑らせ、崖から転落。
急性気管支炎に加え、転落の際に足をケガし動けなくなった輪太郎は生死の淵を彷徨うことに…。
資金が底をつきはじめた輪太郎は、行く先々でアルバイトを探すがなかなか見つからない。
ようやく一晩で50万円稼げるという仕事にありつくが、それは何と銀行強盗の片棒だった! 寸前のところで、銀行襲撃を未遂に終わらせ、警察の感謝状を受け取った輪太郎。
心を新たに下田から石廊崎へと向かう。
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